食べる機能の障害である摂食嚥下障害は脳卒中などによって多く引き起こされますが、リハビリによる機能改善は維持期の方に対しても認められます。我々の過去の調査からも、胃瘻などの経管栄養のみの患者様でもしっかりとした評価を行うと約8割の方が経口摂取ができる機能が残存していることも分かっております。
もちろん全員に対して期待するような機能改善が認められるとまでは言い難いのではありますが、いったん経口摂取ができなくなってもあきらめずに前進することを考えるのが望ましいと思います。
◆下記リンクにて『摂食嚥下関連医療資源マップ』ホームページがご覧いただけます。
■業務主任者 戸原 玄(とはら はるか)歯科医師
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科高齢者歯科学分野