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75歳の父に恩返しができた。

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父を看取った。享年75歳だった。
余命1ヶ月の末期がんだったが、在宅医療と訪問看護サービスを受けた。
病院から家に戻り、1ヶ月、家族と一緒に過ごした。
医師も看護師も訪問のたび、私たち家族の疑問に丁寧に答えてくれた。
母とともに家族のこともよく見てくれていると感じた。

「在宅で看取ると決心しただけで、親孝行の9割は果たしている。
だから無理をしないで。」

そんな医師の言葉が心に残っている。
母を見送り、今すがすがしい気持ちでいられるのも、素晴らしい在宅医療のスタッフに
出会えたからだと感謝している。

笑顔で送り出すことができた。

在宅医療で、不治の病の母をお願いし、3年後に亡くなりました。
何よりも嬉しかったのは、最初の面会時の医師と母との会話。
痴呆症も患っており、たぶん母は全く分かっていなかったと思いますが

手を握り、優しく話しかけてくれました。
それからは、医師が来てくれることを心待ちにし、「先生いつ来るの?」と楽しみにしていました。

事実、訪問日は、体調も良く、元気になっていましたし、3年間、頑張れたのも「家で」、「医師の」、その影響は計り知れないものがあったと思います。
別れに際しては、悲しさもありましたが、残された家族で遺体を拭いていたとき、

自然と母の想い出話に花が咲き、泣き笑い常態になりました。
「家で看てくれてありがとう」「明るく送ってくれてありがとう」
そんな母の声が聞こえてきたような気がしました。

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地域医療連携「御茶ノ水ドクターズネットワーク」

在宅療養支援診療所として実績のある文京区、千代田区の三つのクリニック(コーラルクリニック文京根津クリニック水道橋東口クリニック)が連携し2012年10月に立ち上げられた「御茶ノ水ドクターズネットワーク」に加盟させていただきま した。これにより、「機能強化型 在宅療養支援 診療所」として診療を行うことができるようになる予定です。当院は、これまでも広範な地域に及ぶ連携病院、訪問介護ステーション、介護事業所、調剤薬局との連携を進めてまいりましたが、今後も患者様の立場、高齢者の立場に立った質の向上、安心の提供に努めてまいります。